リツアンSTCはリファラル制度を採用していることもあり、会社の良い評価を書いているブログ記事が目立ちます。ブログ記事から入社する人がいれば、記事を書いた人に紹介料が入るからです。
多くの人がリツアンの良い所に着目して記事を書いています。実際に良いと思っているからこそですが、部外者が見れば怪しいし、うさんくさいことこの上ないですね。
だからというわけではありませんが、今回はリツアンのデメリットやトラブルに焦点を当てて発信します。リツアン入社希望者が減るかもしれませんが、事実を知った方がいいと思いますので。
リツアンSTCのデメリット
リツアンのデメリットは以下が挙げられます。
リツアンはエンジニアに仕事場を提供するのみ
リツアンは 仕事場を提供することに特化しています。社員は2020年7月現在で、600名を突破しているので、営業力もあって仕事をいただける状態になっています。
ただ、自社開発と呼ばれる環境の作業はありません。東京オフィスで請負作業をされているエンジニアが一名いますが、これは例外中の例外。基本は派遣です。ということは、社内SEなどの自社内エンジニアを目指す人には全く向きません。リツアンに限らずの話ですが、それは事実。
将来的に受託開発をする構想もあるものの、まだ実現しておりません。社員数だけ考えれば特大案件を受注しても遂行できるポテンシャルはありますが、まだまだ先の話でしょう。
リツアンは教育制度がほぼない
リツアンは教育制度がほぼありません。
1年目~3年目のエンジニアは、eラーニングによる研修が存在します。4年目以降は、eラーニングを受けるのは任意です。
リツアンはエンジニアへの還元を高くするため、経費や時間を削る必要があります。そのため、採用対象を経験者に絞って、教育を削る選択をしたのです。
未経験者の採用に踏み切れない要因は上記にあります。こんな環境下で未経験者が現場に放り出されても、エンジニアの方も困りますよね。
クライアントの器が大きければ別ですが、派遣の未経験を育てようと考える会社は極めて少ないでしょう。なので、初めから未経験者枠をなくすことでリスク回避を行っているわけです。
エンジニアの組織が曖昧、組織活動に向かない
リツアンはエンジニアの組織が曖昧で、自分がどこに所属しているのかよく分かりません。自分の名刺を見ても分かりません。。。
上司は経営陣の幹部のみで、エンジニアの上司はいません。そんな状態なので、リツアンエンジニア同士の繋がりも希薄です。組織的な活動を行うには向かない会社です。
派遣そのものがデメリット
リツアンはエンジニア派遣が主な事業ですが、この業種自体がデメリットともいえます。
確かに、派遣はお客様の経営状態に強く依存します。お客様の経営が悪ければ、契約終了されるリスクと隣合わせです。
僕個人でいえば、派遣のメリットを大いに享受している方ですが、世間一般的にはネガティブに見られる傾向にあります。周囲の評判を気にする人は特に向いていませんね。
リツアンSTC入社前後のトラブル
ここからは、僕がリツアンに入社する前後に起こったトラブルを書いていきます。
僕がリツアンに入社するのを忘れていた疑惑
リツアンへの入社が決まり、新しい家も決め、引越し準備をしていたときの話です。
引っ越す2~3日前ですが、客先の受入の段取りを知らされていなかったので、日程と流れを営業に確認しました。ただ、どうもはっきり決まっておらず、「調整します」との返答。
「もしかしてだけど、もしかしてだけど、僕が入社すること忘れてたんじゃないの?」
若干不安に感じながらも、僕はお客様の連絡先は知らないので自分の準備に専念するしかありませんでした。
引っ越し当日に急遽打合せが組まれる
僕は当時長崎に住んでいたこともあり、関東への移動は2日かけて行いました。
で、大阪→千葉への移動を開始した日に、現場担当者との面談がその日の夜に急遽組まれました。
慣れない道を運転して疲れているし、風邪気味だったので別の日にしてもらいたかったものの、また待たされるのも嫌だし、早く終わらせたいので何とか行きましたよ。しかも、営業なしで僕一人で。
今でこそ、リツアンがエンジニアに任せるスタンスは理解しています。現在の僕であれば、ここ行ってと言われたら一人でも余裕で行けます。
ただ、入社前の僕は違います。当時の僕は、リツアンの人にも1~2回会った程度で、文化なんて深くは知りません。また、リツアンに入るまでは、営業や周囲のリーダーが受入をフォローするのが普通の会社にいたいので、この塩対応は理解できませんでした。
要は、エンジニア側の文化の理解不足、会社側の説明不足の両方が重なってしまった出来事でした。
業務開始がずれ込む
上記の面談終了後の話。
現場の受入が当初の予定に間に合わないとの連絡があり、最終的には現場に入るのが6営業日ほど遅れました。リツアンへも客先へも、入社月初日から勤務OKということも伝えていたにも関わらず、開始が遅れ、結果給料も若干減りました。
最後はお客様の厚意もあって、 6営業日の減額が3営業日の減額に変わったのですが、その減額を僕が負担するものなの?とかなりの不満。僕自身は何の不手際も無かったし。
ちなみに、待機分の給料が適用されたわけでもなく、純粋に3日間減給になったという意味です。まあ受入先の都合もあるんだろうけど、もうちょいスムーズにできなかったのかなと思った次第です。
結論:リツアンSTCでは自ら情報を要求することを推奨
リツアンのデメリットやトラブルについて書きましたが、この会社でうまくやるコツは、情報の取得に対して遠慮しないことです。既に働いているエンジニアも、これから応募しようとする人も同様です。
営業、事務の人は忙しいのは理解しています。
20人~30人程度で800人近くのエンジニアを管理をしないといけないし、新規のクライアント、エンジニアとの調整も必要です。エンジニアより全然時間がありません。
だからこそ、エンジニア側は待ちの姿勢ではなく、攻めの姿勢で過ごす必要があります。それが結果的に、エンジニアも営業、事務側もスムーズに仕事ができることに繋がりますから。
逆に営業、事務の方は、エンジニアに何かしら思うところはあるはず。でも問題解消して、お互いに良い環境を作るように協力しないといけないですね。
ということで、リツアンは怪しいと思った方、これらのことに注意していきましょう。