プロフィールを読んで頂いた方は知っているかもしれないが、僕は2017年に転職した。
そして、長崎県から千葉県に移住し、現在も東京でエンジニアとして働いている。
転職時の年齢は36歳。
家族は妻と、小学生の子ども2人である。
30代の半ばともなれば、転職に慎重になるのは当然である。
特に、小学生の子どもを転校させることに抵抗を持つ人も多いだろう。
しかしながら、親であるあなたの仕事がうまくいかず、仕事を嫌々続けていくことを家族のみんなは望んでいるだろうか。
やれることをやってほしいと思っているはずである。
僕は僕自身の転職を成功と思っている。
年齢が35歳超えていても、小学生の子どもがいても、転職もできたし上京もできた。
もしあなたが転職に後ろ向きになっているならば、一度この記事を読んでいただきたい。
プログラマは35歳で限界を迎える説→古い
「プログラマは35歳で限界を迎える」
誰が言い出したかは分からないが、IT業界では常識的なレベルで話をされていた説である。
でも、この説は既に古い。
特に関東は、35歳を超えていてもプログラマとして活躍している人が多数いる。
一昔前は「プログラマは設計書に基づいてコード書くだけの人、SEの言うことに従っていればOK」という立場だったかもしれない。
でも、今のプログラマってSEのいいなりではやっていけない。
仕様の矛盾があったら、自己的に解決する能力も求められるし、常に思考力が必要とされている。
長年培った知見も重要。
確かに、昔気質の企業では35歳説も正解かもしれない。
その辺りの年令でプログラマを卒業して、管理側にならないとキャリア形成が難しくなる側面もある。
だからこそ、自分の会社がどういう体質なのかを判断し、将来を見据えてないといけない。
プログラマを卒業しないといけないのか、プログラマみたいな技術職で長く続けるかを見極めてほしい。
転職市場は35歳まで→同業種なら大丈夫
「転職は35歳まで」と世間ではよく言われるが、同業種への転職でいえばそんなことはない。
他業界への転職ならば、35歳までという説も一理ある。
でも僕のように、ITエンジニア→ITエンジニアでは何てことはなかった。
ちなみに、僕が転職を決定するまでに要した活動期間は、約1ヶ月間。
エンジニアとして低空飛行だったとはいえ、SE、プログラマとして11年続けて習得したスキルは、転職で僕を助けてくれた。
現在苦労しているエンジニアもいると思うが、継続して力をつけることが何よりも大切である。
管理職になれないことも考えてスキルを身につけるべき
管理職は企業のエリートである。
特に男性で野心あふれる人は、管理職を目指して頑張っていると思う。
でも、よく考えてほしいのは管理職になれる比率だ。
会社全体でみても、せいぜい10%~15%くらいだろう。
約85%は平社員のままという事実は、思いの外大きい。
管理職を目指すことを否定しないが、なれないことを考えてリスク管理すべきである。
管理職になれても、ミスやトラブルで管理職から外される可能性もある。
また、年齢が進むと、会社の業務に最適化されるように育てられる。
特に会社のマネージャになるとその傾向は顕著で、他の会社で通用するスキル習得の機会が著しく減少する。
プログラマみたく、どこでも通用する力をつけるのか、在籍している会社に特化した力をつけるのかを十分に検討してほしい。
転職先に東京を選んだ理由:仕事が多いから
僕は転職先として東京を選んだ。
正確には僕が住んでいるのは千葉県だが、東京で仕事をしているので東京にいるということで話をする。
僕は転職するまで、東京に縁はなかった。
住んだことないし、友人、知人がいるわけでもない。
36歳にして、ようやく上京を果たしたことになる。
この状況で東京を選択したのは、エンジニアとしての仕事に困らないからに他ならない。
僕は転職前に、案件獲得に苦労した経験があり、その経験が僕にとっての行動指針となっている。
当時は会社同士のことであったとはいえ、仕事がないことほど精神的に疲弊することはない。
だから、仕事を獲得しやすいことを最優先とした。
日本の中心は東京。仕事の中心も東京。
東京にいれば、何かしら仕事にありつける。
また、東京を選択したことによって、コミュニティを形成しやすいというメリットも享受できる。
東京はイベントが豊富だし、SNSで繋がる人も大抵は東京である。
人に会えばいいものではないが、刺激を受ける環境を得られるのは重要なポイントといえる。
最後に:35歳過ぎても転職・上京は可能
僕が言いたいのは、たとえ35歳過ぎていても、転職も上京も可能であるということ。
僕の場合、妻も小学生の子どもが2人いる状態だったけど、どちらも成功したといえる.
家族みんなが「引っ越してよかった」と言ってくれる。
自分が正しいと思ったことを理解してくれて、何よりも嬉しい言葉だ。
転職の際には、家族の理解を得ることは当然必要だ。
家族の環境を考えれば、容易にできることでないことも分かる。
ただ、それが理由で行動できないのは、あなたにとっても家族全員にとっても非常にもったいない
僕は正直、運もあったと思う。
リツアンSTCという変わった会社を見つけ、市場的にも好景気だった。
とはいえ、結局は行動するかしないかに尽きる。
あなたも怖がらず、正しいと思った行動をしてほしい。