【中間管理職】鹿児島のエンジニアの年収と残業時間を公開したけど見る?【元課長】

雑記

転職で改善したい項目として、年収を増やしたいことと、残業時間を減らしたいことが上位に君臨します。
僕の転職理由もいろいろありますが、収入アップと働きすぎを改善したいとの思いがありました。

実際、転職する前の収入面や残業時間はどうだったのか?と思われるかもしれません。

まあ正直な話、「俺、徹夜で頑張っていたぜ」なんて社二病を発症するほどヘビーな実態ではないし、年収面に関しては恥ずかしいだけの実績です。

ただ、地方エンジニアとの一つの実態であるのは間違いなく、逆にリアリティあふれるものと思ってくれるのではないでしょうか。

現在、年収が低くて悩んでいる人、特に地方エンジニアで給料がなかなか上がらずに苦労している人は参考にしてもらいたいです。

なぜ過去の年収と残業時間を公開するのか?

過去の年収と残業時間を公開する理由は3つあります。

前の会社に勤めている人に、近い将来の姿を見せたい
地方のエンジニアの実態を知らせたい
僕と同じような境遇である人の後押しをしたい

僕はこれまで広島、鹿児島、長崎と地方をいくつか回ってて、年収的には低空飛行で進んでいました。
でも、少し環境を変えるだけで人生が劇的に変わる可能性があることを伝えたいのです。

そして、前の職場の人たちに見てほしい気持ち、見てほしくない気持ちが混在しています。
当然、元上司が見たら怒るでしょうね。

ただ、終身雇用が崩壊に向かう今、転職市場はますます活発化します。
となると、会社は労働者の将来的な姿を早めに見せた方がいいんじゃないかな。
将来像が見えない会社に残る理由ないし。

会社側の立場で考えたみたら、社員を教育してようやく一人前になり、さあこれからと思ったら、「会社辞めます」と言われるのは辛いものですが、そうなる事例が増えるのは目に見えています。

こんなことが続くと、育てるのを損失としか思えなくなります。
だからこそ会社の将来と自分の将来をしっかり公開し、入社前も入社後も擦り合わせておく方が双方にとって良いことになるわけです。

過去の年収と残業時間について

では、みんな大好きな年収と残業時間の話です。
下記の表は年ごと(年度ではない)の収入と残業時間になります。

  • 2009年 年収 282万円 残業 19.0H / 225.0H
  • 2010年 年収 303万円 残業 24.5H / 292.5H
  • 2011年 年収 294万円 残業 14.5H / 171.0H
  • 2012年 年収 311万円 残業 12.0H / 144.5H
  • 2013年 年収 379万円 残業 2014年よりやや減少
  • 2014年 年収 398万円 残業 45.5H / 545.0H
  • 2015年 年収 439万円 残業 44.0H / 525.0H
  • 2016年 年収 458万円 残業 40.5H / 487.0H
  • 2017年 年収 357万円 残業 19.0H / 190.0H

※残業は(月平均/年間)

前職は、2006年から2017年10月まで勤務していました。
2006年~2008年、2013年の残業時間はデータを消失してしまったため不明です。

入社後7年は生活残業の時代

2006年~2012年についてです。

記録は残っていませんが、新人時代の2006年が単純に一番忙しくて残業してました。
月平均の残業はおそらく35時間くらい、最高は70時間いってたはず。
なので、2年目より1年目の方が年収高かったかもしれないです。

2009年~2012年は月平均の残業時間が10時間~25時間となっています。
この辺はもちろん仕事をきっちりとやっていましたが、生活残業の意味合いも強い時代でした。

年収は見ての通り泣きたくなるほど低いですが、お客様からの家賃補助で何とかなっていました。
補助がなかったら極めて厳しい生活だし、結婚もしていなかったと思います。

2011年か2012年頃からは、残業を減らそうという時代に差し掛かってきた頃ですね。

2013年以降は中間管理職の時代

一部データをなくしてしまいましたが、2013年からは中間管理職時代に突入します。
昇格して仕事が増えたことと、組み込み系から業務系Webシステムに転換したこともあり、日々の残業時間が圧倒的に増加しました。

おかげで年収もかなり増えて、2015年からは400万円以上になっています。
ようやく人並みにと思いきや、よくよく考えると60万円~80万円は残業手当なので、残業無しで考えれば全然少ないと言っていいでしょう。

2017年度は更に昇給もして、残業なしでボーナス含めて450万円位の見込みでしたが、冒頭に書いた通り、この年で転職に踏み切りました。
会社にいた11年の実績はもったいなかったけど、それ以上に大事なものがあると信じて行動を起こした年でした。

管理職になれなかったら妻もフルタイム

見てもらった通り、鹿児島県の給与基準とIT中小企業の給料は大体こんなものです。他の企業も地方も知りませんが、似たような境遇の人は多いのではないでしょうか。

年収低い低いと言っていますが、実際は中間管理職にはなったので、金額面ではまだ良い方だったことも分かっています。

ただ、誰もが管理職にはなれるわけではありません。7割~8割の人は非管理者である以上、そこを目指すのは良いとしても、自分の人生を管理職ありきで設計すべきではないでしょう。

であれば、平社員でもそれなりの給与を得られる場所に属することが一番の対策。ただ、地方では選択肢がそもそも少なすぎるのが現実です。

だからこそ僕は上京を推奨しています。関東の方が圧倒的にチャンスがありますから。

仮に管理職になれていなかったら、10年レベルでも、めちゃめちゃ良くて年収350万円くらいです。子ども二人いる家庭では一人力じゃ当然厳しくて、妻にもフルタイムで働いてもらっていること間違いないでしょうね。

転職後の生活は?

転職後にどうなった? というのが気になるところですが、既に別記事で書いています。気になる方は読んでみてください。

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最後に:今までの年収が低くても諦めずに

「鹿児島中心の中小企業に所属していた地方エンジニア(管理職)」という立場にて、給与と残業時間を公開しました。大企業しかいたことがない人や、元々関東圏にいる人で他の地方に出たことがない人は結構驚く内容かもしれません。

地方のエンジニアが全てこうだとは言いません。もっと恵まれている人もいるし、逆にもっと苦労している人もいます。苦労面で比較をしたくはないですが、7年目で手取りが15万円くらいで頑張っている人もいました。

一部の企業は役職ありきでしか昇給を設定しておらず、給料上げるなら役職目指して身を粉にして働けと言っています。

ただ前述した通り、皆が役職を得られるわけではなく、もらえない人の方が多い。つまり、経済的に不幸な人を量産する仕組みといっても過言ではないでしょう。

会社は雇用することで一定の社会貢献をしています。

ただ安い給料でバンバン働かせる制度はもうたくさんだし、給与体系がブラックボックス化された状態で不信感しかなく、一部の人しか儲からない仕組みはもういらないのです。

目指すべきは、普通の社員でも正当な評価を得られる環境です。その環境を得る努力と行動は忘れずに続けていきましょう。

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