突然ですが、2つ質問をします。
僕は地元の鹿児島県を離れて、関東でITのエンジニアとして生活しています。
そして、鹿児島に戻る気はゼロとは言いませんが、今のところほぼありません。
大学生や社会人になると、地元を離れて都会へ出る人が増えます。
若いうちは都市部で仕事をして、ゆくゆくは地元に戻りたいと考えている人も多いでしょう。
ただ、僕は地元愛も程々にしておかないと、圧倒的に損をすると思っています。
なぜそう思うのか、そして僕たちはどう行動すべきかというのが今回のテーマです。
興味ある方はぜひともご覧いただければと思います。
地元に戻りたい気持ちが強い人は圧倒的に損をする2つの理由
地元に戻りたい気持ちが強い人が損をする理由は以下の通りです。
上記の点について、述べていきます。
低い収入を強いられる
地元愛を程々にしないと損をする理由の1つ目は、低い収入を強いられることです。
僕の地元は鹿児島県です。
残念ながら、鹿児島県は全国でも下から2~3番目の所得となっています。
所得が低いのは様々な要因があるでしょうが、ここでは詳しくは取り上げません。
ただ単純に、全国レベルでみると収入が低い、そして鹿児島の人間はそれを受け入れていることが事実としてあります。
したがって、鹿児島で働くことは必然的に収入が低くなります。
おそらく東京では年収が600万円近くの実力がある人でも、鹿児島では年収400万ちょっとくらいの感覚です。
それが相場だし、その分生活費も安いので不当とは言いません。
本人にとっては納得いかないことも多く、その状況を受け入れなければなりません。
地元で働きたい思いを利用される
地元愛を程々にしないと損をする理由の2つ目は、地元で働きたい思いを利用されることです。
僕の知り合いに鹿児島で働きたいと会社に要望は出しつつも、実現できていない人がいます。
仮にAさんとしましょう。
Aさんは現在関東に住んでいます。
一時的に離れているわけでもなく、所属会社は鹿児島への貢献を考えていて、働ける可能性は十分に高い会社です。
それでも、もう10年近く鹿児島で働くことを実現できていません。
鹿児島で働く・・・さほど難しくもない願いが何年も叶えられないのは、もはや鹿児島では働けない会社と認知しても良いと思っています。
さらにAさんは、年収400万円程度にとどまっています。
地元で働くのが叶わないなら、待遇はもっと良くしてほしいというのが個人的な思いです。
鹿児島で年収400万といえば、まだいい方じゃないかという意見もあると思いますが、Aさんは鹿児島住んでいませんからね。
全国レベルの平均で考えるべきです。
いつかは地元で働けるという中途半端なエサを出され、いつそれが達成されるのか分からない状態を何年も続けるとは、逆に感心します。
まあAさんも、本気の本気ではないのかもしれませんが。
地元好きが多い鹿児島県人
僕の地元は鹿児島と言いましたが、鹿児島県は地元好きが多いです。
現在、都市部に出てる人でも、「ゆくゆくは地元で」と考えている人は多いと予想しています。
ちなみに、僕の周りではこんな人がいました。
いや、純粋にすごい。
僕には到底できません。
僕だって鹿児島は好きですよ。
親もいるし、気候だっていいし、食べ物は世界一おいしいし、昔の友達にも会える。
世話好きが多いので、人が温かく感じられます。
地元で働けるなら最高だと昔は思っていたし、実際に働いていました。
それでも、ここまでの愛を持てなかったです。
まあ、僕にとって仕事場としての鹿児島は良い所ではなかったことも影響しています。
結局、転職して離れましたから。
地元愛は結構だが、それを利用されるな
ここまで僕の意見をつらつらと述べていきましたが、結局言いたいのは、地元愛が強いことは結構ですが、それを利用されるなということです。
地元で働くという気持ちは大事にしてほしいし、達成できればすごく良いことだと思います。
でも、それにこだわって他を放棄しては、あなたが傷付くだけです。
今回挙げたAさんは、働く場所、年収双方でダメージを受けていました。
地元愛が強い人が全員こうなるとはいいませんが、利用されやすいだろうなと思っているし、実際そういう人も多く見てきました。
これって、本当は地元愛につけこんで搾取する企業の問題なのですが、労働者も自分の考えをしっかりと持って防衛することが大事ということです。
僕たちのような一般人は、収入も環境もバランスが重要です。
地元への強いこだわりをうまくコントロールし、仕事が多い都市部にいる方が良いことがあります。
都市部は意識高い人多いから、自分への刺激になりますよ。
自分の環境を良くするなら、良い環境に移動するのが鉄板ですから。
そこのところよく考えて、人生設計していきましょう。