退職と聞くと、定年退職以外はどうしてもネガティブなイメージがつきまといます。それもそのはず、現在の不満を解消するために退職を選択する人が多いからです。
ただ、僕が所属するリツアンSTCは退職に対する考えが異なります。簡単にいえばこんな感じです。
なぜかというところが今回の記事です。今の会社にどことなく不満を抱いている人や、社員が辞めて困っている人は読んでもらえたら嬉しいです!
リツアンは退職を推奨する会社
リツアンには、「リツアンをさっさと退職しなさい」という考えがあります。
派遣社員やSESは、年齢が上がれば上がるほど仕事を得にくくなります。仕事と年齢は関係無いはずですが、現実的にはその考えが根強いです。だからその対策をしないといけない。
一方、リツアン「派遣を転職に利用すること」をモットーにしています。つまり、リツアン自身を踏み台にして、優良企業の正社員になることや、自分で事業をつくることを推奨しているのです。
よって、「リツアンをさっさと退職しなさい」というこの考えが根本になるので、リツアンには退職する社員を祝う文化があります。
これは野中社長の記事。
鈴木和美さんがクライアントの正社員になります
こちらは平野専務のツイート。
もちろん、退職の中には祝える事情じゃないのもあると思います。でも、喜ばしいことは素直に祝う。
そして、退職後でもしっかりと交流を持ち、大きい飲み会には声をかけたりもする。僕自身も退職した社員と話をさせてもらっていますよ。
実際、社員の退職はチャンスともいえます。退職した社員が心から良いと思ってくれるなら、「いい会社だよ」と紹介してくれるでしょう。良いと思われていないなら、当然ないけどね。
リツアンSTCは企業からの引き抜きも歓迎
前述した通り、退職を勧めるような会社なので、企業(派遣先でもそうでなくても)からの引き抜きも歓迎しています。
通常、社員の引き抜き行為は徹底的に嫌がられます。引き抜かれる側からすれば、長年育てた人を取られてしまうわけだから当然ですね。法律的にも危ういところもありますし。
じゃあ、リツアンはなぜ引き抜きOKか?
だって、「それでエンジニアが幸せになるからいいじゃない」という考え。引き抜きたい会社がいて、引き抜かれたいエンジニアがいる。ならば、それを実現させれば良いという単純な理論です。
この流れではリツアンは圧倒的に損をしているように見えますが、実際は紹介料をいただいています。
「紹介料もらえるから喜んでいるんだ!」と解釈されても仕方ありません。でも、有料職業紹介事業やっている会社なので、事業の一環ということは理解してもらえたらと思います。
あとは、エンジニアが自分で選択をしてその会社にお世話になろうと決断したのなら、応援以外できることはありませんよね。
リツアンSTCは出戻りもOK
もう一つ特徴的なのが、引き抜きもOKならば出戻りもOKということです。
失敗したら戻ればいいやと思える場所があるのは、相当に心強いものです。
外部の人からは都合の良い話と思われそうですが、エンジニアはまた仕事ができるし、会社も売上、利益を上げることができるのでWin-Winの関係ですよ。誰も損をしない。
僕の営業前担当で、リファラル推進室室長(=雑用係)の片桐さん。実はこの方も出戻った一人す。
以前はエンジニアをやっていたので、エンジニアの気持ちも分かって寄り添ってくれます。
そしてぜひ知っておいてほしいのは、出戻った場合でも勤続年数は前回からのプラスになること。例えばリツアンに入社して2年で退職し、1年後に出戻った場合でも、3年目の扱いとなります。
なぜこれが重要かというと、リツアンは勤続年数でマージンが下がる制度があるからです。出戻りでも年数が通算されるのはとてつもなくありがたいことなのです。
いや、こういう会社に20代で出会いたかったもんです。
最後に:退職はつまり卒業
リツアンの退職に関する考えを再度まとめます。
最後に要約すれば、リツアンは退職とは卒業と考えているのでしょう。学生時代の卒業も、アイドルグループのメンバーの卒業でも、周囲の人は惜しみながらも快く送り出してくれる。あれと一緒です。
ただ、普通の卒業と違うのは、いつでも戻って来られるところ。エンジニアは在籍中にも可能な限り還元してもらえるし、退職時にも祝ってくれるとあったら、そりゃあ嬉しいものです。
だから、退職後も交流があるし、他の人にも薦めてもらえる結果に繋がります。エンジニアがより良い人生を送ることが大事。だからリツアンはさっさと退職しましょう。
僕はずっと居座りそうですがw