会社で一番気になるのは何でしょうか。いろんな答えがあると思いますが、僕の場合は給料です。
人間、生きていくにはお金が必要であり、お金を得る手段は主に仕事です。最近はやりたいことを仕事する考えも強くなっていますが、それは、ある程度の収入を得ることができてこその話です。
そして、リツアンSTCは社員の給料にこだわり、高い還元を追求しています。では、リツアンの給料の制度はどうなっているのでしょうか。
この記事では、リツアンSTCの給料にまつわる以下の内容について解説します。
気になる方はぜひ読み進めてもらえたらと思います!
年数ごとの名称と給料の制度
リツアンは勤続年数に応じて、給料が変動する時期が3つがあります。そのため、年数ごとの名称を紹介します。
あまり聞き慣れない単語もありますが、3つに分けられていることさえ理解してもらえればOKです。
では、次に各契約ごとの概要を記述します。
上記の通り、大きな特徴は、年数に応じてマージン率が変更することですね。以降で詳しく解説していきます。
1年目~3年目(一般契約)の給料
1年目~3年目(一般契約)では、マージン率は32%です。つまり、単価の68%が給料です。これに加え、交通費が最大15,000円まで支給されます。交通費の金額によりますが、約70%が総支給額となりますね。
下記に月給の早見表があるので、ぜひご確認ください。
お客様との契約内容によっては、時給が月給だったり、精算幅(140時間~180時間など)が設けられたりしますが、この早見表に沿っています。
全国平均のマージン率を確認できる資料を見つけられませんでしたが、派遣業界全体では30%、ITエンジニアの派遣業界では40%前後と言われているので、低めの数値というのが分かります。
4年目~9年目(プロフェッショナル契約)
4年目~9年目(プロフェッショナル契約)では、一般契約と等しい給料に加え、年3回のボーナスが支給されます。ボーナスの支給月は、2月、6月、10月で、毎月の給料と同時に支給されます。
となると、ボーナスがいくらになるのか気になりますよね。ボーナスについては、以下の記事に詳しく記述しています。
なお、プロ契のマージン率は年間平均 19.2%です。年間平均となっているのは、ボーナス月以外はマージン率32%で支給されることと、人によってボーナスの額が異なる(=マージン率が異なる)のが理由です。
プロ契で大きく変わるのは会社の利益であり、毎月65,000円で固定されています。一般契約では、マージン率固定のため、単価や売上が上がれば会社の利益も増加しますが、プロ契は変わりません。なお、会社の利益とは別に、別に会社負担分の社会保険料が引かれます。
でもこのままでは、計算した総支給額に達しませんよね。残りの部分をどのように支給するか? 答えはボーナスです。32%計算で残った金額を基準に、ボーナス規定の評価による増減を加えて、最終的に支給される金額が決定します。
また、4年目以降は、残業をすることでマージン率が下がります。最近は残業がない企業も多くなっていますが、残業すればするほどお金は格段に溜まっていきますよ。
10年目以降(さよならマージン契約)
10年目以降のマージン率は、年間平均で9.7%です。
驚くべきことは、リツアンがとるのは社会保険料のみ。マージン(利益)を取らないことから、「さよならマージン」と呼んで宣伝しています。効果はいまいちかもですがw
ただし、これも4年目~9年目と同様で、年収で計算したときの話です。月収のマージン率は32%で支給し、残りはボーナスの調整となります。
先にも書きましたが、4年目~9年目のマージンは社会保険料+65,000円。つまり、10年目以降は月に置き換えると65,000円、年収が780,000円アップする見込みです。
僕がこのままリツアンに在籍した場合、本制度が適用されるのは46歳から。60歳までの14年間、毎年780,000円を受け取ると 10,920,000円 になります。
さらにもう一つのシミュレーションをします。25歳にリツアンSTCに入社して、60歳まで働いた場合はどうなるか?
ただ、さよならマージンの社員が増えたとき、会社は健全に保てるかという課題はあるので、会社の動向をしっかりと把握しておく必要はあります。
さよならマージンが導入された理由
10年目からさよならマージンが導入されていますが、その理由は以下の2つです。
リツアンには退職金がないからその代わり
がっかりする人もいるかもしれませんが、リツアンには退職金がありません。元々高還元なので、それも仕方ないでしょう。
ただ、さよならマージンで得られるプラスのお金は、退職金と位置づけられるものです。36歳に入社した僕でも約1000万円の退職金がもらえる計算になります。
退職金については以下の記事もご覧いただければ。
「派遣を経由した転職活動」の実現に一歩近づくから
これはちょっと分かりにくいと思いますが、さよならマージンの導入で以下の2つの効果を狙っています。
1つ目は単純に利益が出るということで、これ以上の説明は不要だと思います。重要なのは2つ目で、リツアンが目指す「派遣を経由した転職活動」に繋がること。
企業もエンジニアも、双方が納得して入社できるのが理想ですが、実際はアンマッチが生じます。でも一度派遣エンジニアとして現場に入れば、全部とはいわないものの、その現場のことは分かったようなもの。
企業と求職者双方合うかどうかを判断するには、派遣経由の転職活動が適しています。リツアンはより多くの人に実践してほしいとの考えがあります。さよならマージンは、この活動を促進する制度だと位置づけているのです。
気になるのは、これだけマージンが低くて大丈夫なのかという点ですが、今のところ問題はありません。
実際、リツアンSTCに10年以上在籍している人はそう多くありません。一応正社員の身分ですが、リスクが高い派遣であることは常について回るので。
しかしながら、派遣経由の転職活動により、リツアン、エンジニア、派遣先でWin-Winの関係を築こうとしていることは覚えてもらえたらと思います。
最後に:エンジニアのためにマージン率減少→Win-Winの関係
もう一度まとめると、リツアンのマージン率は以下の通り。
やはり特徴的なのは、年数に応じてマージン率が減少することと、それが個々のエンジニアにも明示されていることです。近年は高還元のSESも多数出てきていますが、そういった会社とも比較して、検討してもらえればと思います。