派遣会社は仲介料(=マージン)をとることで成り立っていますが、マージンを不当に高くして搾取をする会社が割と多いのが問題です。それによって、派遣は低賃金、重労働が想像され、マイナスイメージが強くなっています。
しかしながら、世の中には高還元の派遣会社があります。派遣で横行する悪しき習慣をなくし、業界を改革する存在といえるでしょう。
手前味噌になりますが、僕が所属するリツアンSTCもその一つです。
では、リツアンSTCはどのような会社か?
この記事ではリツアンSTCの会社の特徴、実際にどのくらい高還元なのかをまとめています。現在、エンジニアとして働いており、給与に満足できていない方は、一度読んでもらえれば!
リツアンSTCはエンジニアの派遣会社
リツアンSTC(略称リツアン)は、2007年9月に設立したエンジニアの人材派遣会社です。
本社は静岡県掛川市。東京、名古屋、横浜、大阪にもオフィスがあります。詳しくは下記を参照。
仕事は関東、中部、関西地方が中心です、それ以外の東北地方、中国地方、九州地方にもエンジニアは在籍しています。興味のある方は、リツアンSTCの営業と話をしていただきたいです。
リツアンSTCの制度・特徴
リツアンがどんな会社かについてですが、こちらの動画を見て、ざっくりと特徴を掴んでいただくとイメージしやすくなります。
以降は個別の内容について掲載します。
給与・マージン率
リツアンSTCは、マージン率を限りなく抑えて高い給与を実現しています。勤続年数に応じてマージン率が下がるという点が大きな特徴です。
詳細は以下に掲載しているので、こちらも読んでもらいたいです。
ちなみに、エンジニアでは年収500万円クラスの人は割と多いと思われます。一部メンバーですが、エンジニアの給与明細を確認できるので、詳細はこちらを見てください。
ボーナスと退職金
リツアンは4年目以降からボーナスが支給されます。ただし、プロフェッショナル契約を選んだときのみです。また、退職金はありません。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
業務内容
リツアンエンジニアがやるべきことは、本業であるエンジニア業と少しの間接業務のみです。
エンジニア業は、各々が客先で実施する業務です。一方、リツアン内部の間接的な業務は、絶対やらないといけない必要最低限の内容に絞られています。
例えば以下のようなものです。
- 勤務表の作成、提出
- 休暇、遅刻、早退の連絡
- 税金や保険に関わる書類の提出(年末調整など)
逆に下記の業務は不要。
- 業務報告書の提出(日報や週報)
- 帰社会(自社での報告会)
日報や週報(=業務報告書)を派遣先に求められたら提出が必要です。ただ、これはエンジニア実務の範疇であり、リツアンに報告書を提出する必要はありません。
採用:無期雇用型派遣社員(≒正社員)雇用で経験者優遇
リツアンの採用に関する制度は以下の通りです。
リツアンSTCは正社員雇用
リツアンSTCへの採用は、無期雇用型派遣社員であり、正社員とほぼ同等の扱いとなります。正社員が100%安心とはいえませんが、有期雇用と比較すると有利なのは間違いないでしょう。
ただし、無期雇用になるには、案件を安定的に確保できる見通しが立つことが条件となります。
募集対象は2年程度の有経験者
リツアンSTCでは以下の人員を募集しています。
- 2年程度の経験あり
- 1プロジェクトの経験あり
上記に満たない場合は採用が困難になります。
理由は下記に掲載しているので、興味がある方はご覧いただければと思います。エンジニアから外れる職種、例えば工場の製造ラインなどの作業であれば、未経験者も採用可能の見込みです。
福利厚生・手当
リツアンの福利厚生・手当に関しては、必要最小限に絞られているのが特徴です。
これはとにかく給与を高くするというシンプルな制度にしているから。詳細は以下で掲載しているので、ご確認いただければと思います。
研修
リツアンSTCの研修に関する制度は以下の通りです。
- 1年目~3年目:eラーニングによる研修あり
※コンプライアンス、Excelなど他にも多数の中から選択可能 - 4年目以降:任意
- 社外の一流の方との出会いを創出
一般企業に比べれば少ないと言わざるを得ませんが、3つ目の内容が他には無い独自の内容となっています。こちらの記事で説明しています。
働き方(副業・その他)
副業推奨
現在日本は働き方改革の真っ只中ですが、副業が完全にOKの会社はまだまだ少数派だと思います。
そんな中、リツアンSTCは副業OKです。というより、むしろ推奨している。
推奨する理由は、派遣会社やSES専門の会社では、高齢になったときに仕事が少なくなるのが現実です。今後は改善される余地は大いにあるものの、まずは事実として受け止めておくべきでしょう。
だからこそ、社員は副業をして、自分の将来に備えるべきだとリツアンは考えています。
引き抜き歓迎/出戻りOK/退職を祝う
副業以外の大きな特徴としては、退職に対する考えが根本的に異なることです。
通常、会社は退職を嫌がります。会社の売上も利益も下がるので当然ですが、エンジニアの人生と天秤にかけたら小さい話です。
だから、引き抜き歓迎、出戻りもOK。何なら踏み台にしても良い。
別記事としてこの考えをまとめています。
社内の雰囲気・環境
ここでは、リツアンの会社内の雰囲気や環境を記載しておきましょう。
上下関係がゆるい
リツアンには上下関係がほぼありません。というのも、僕たちは「エンジニア」という肩書でしかなく、役職なし。
実際、エンジニア同士では上下関係を感じることは少ないです。まあ、僕も10年以上やっているベテランなので、細かいことまでとやかく言うこともないからというのもありますが。
また、他の同僚もみんな同列といった印象です。せいぜい年齢での上下感をわずかに感じるくらいですね。
エンジニア同士はあまり関心がない
これはリツアンの雰囲気というより関東の特徴かもしれませんが、自分は自分、人は人という考えが強いと思います。人にあまり関心がない。
リツアンエンジニア同志で、何かしらイベントをやろうというのも正直少ないので、人と接するのが好きな場合はちょっと寂しさを感じるかもしれません。
自主性に任せる
内勤社員(営業や事務)は、エンジニアの仕事には立ち入らず、あれこれということはありません。良く言えば自主性に任せる、悪く言えばめちゃめちゃ放任主義です。
また、会社主導のコミュニティ形成や教育を期待すると、肩透かしをくらいます。飲み会は、ちょっと力を入れてきていますね。
リツアンは営業メンバーの数が少ない体制をとっています。そのため、自分から求めない限り、営業との接触機会はそう多くありません。営業と密接にコミュニケーションを取りたい方は、自分から積極的にいってほしいです。
逆に、正社員身分で会社に束縛されずに自分で何かをやりたい、他の人に邪魔されたくない方にとっては最高の環境になり得ますよ。
最後に:リツアンSTCはフリーランスに近い会社員エンジニア
リツアンSTCの特徴を一言でいえば、フリーランスエンジニアに近い会社員です。
会社には所属しているものの、会社から何かを要求されることはほぼありません。もちろん、エンジニア業はしっかり行うことは大前提です。
派遣会社は負のイメージが先行して、働いている人も不幸な人が多いと想像されがちですが、リツアンにはそんな感じはありません。むしろ、エンジニアがいきいきと仕事をしています。
風通しも良い方です。ブログでいいことも悪いこともはっきり書いていいよと言われてたりします。
全ての人が満足できる会社ではありません。そもそも派遣やSESは、案件ガチャと言われるため、現場の引きの強さも必要です。
そんな側面はありつつも、自分が望む環境を選択できる可能性があることは主張しておきたいです。
この記事が転職を考えている人にとって、少しでも役に立つことができれば幸いです!